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アップダウンが楽しい道路の北19号

北海道の道路の特徴は、広大な土地に贅沢に敷かれた一直線の道です。
そんな絶景道路の中でも一際楽しい景色と言われているのが、絶妙なアップダウンにより日本ばなれした景色を作り出している北19号と言われる道路です。

北19号とは別名「中標津町ミルクロード」と呼ばれることもあり、周囲の牧場の間を切り裂くがごとくにまっすぐに伸びている道路が特徴となっています。

中標津町といえば、地平線が丸く見える展望台として知られる観光名所の「開陽台」のある土地ですから、そちらに寄りがてら北19号を通ればまさに「地球は丸い」という感覚を肌で感じることができます。

ちなみにこの北19号はバイク雑誌や旅行雑誌で表紙を飾ったこともあるほどの有名なところであり、北海道観光の通スポットとして有名になっています。

写真が好きという人にも大変おすすめの場所になっており、晴れた日には他の土地では絶対に撮ることのできない貴重な絵を納めることができることでしょう。

中標津ミルクロードの見どころ

北19号の中標津ミルクロードの名前の由来となっているのは、中標津町をはじめとした周辺の町の名物である牛乳の流通に欠かせない道であるためです。
北19号周辺には牛乳を出荷するための施設が数多くあり、道路には数多くのタンクローリーが走っているところを見ることができます。

ちなみにこの「ミルクロード」という名称は観光協会や自治体が名づけたものではなく、この道を気に入って何度も訪れるライダーたちが自然にそう呼ぶようになって定着したものと言われています。

一時期にはこの牧歌的な風景の中にかなり多数のライダーが走っているという景色を見ることができたとのことです。
何度も訪れたライダーの中にはこの中標津の街を気に入ってしまい、ついには移住を決心したという人もいるくらいですから、景色やその周囲をとりまく自然生活環境のよさは北海道内でも折り紙つきと言えます。

中標津町の他の観光名所

北19号はもちろん道路を通行するだけでも楽しいところなのですが、他にも周囲にたくさんの観光名所があるというところが観光地としての魅力になっています。

先にも少し書いた開陽台展望台では、パノラマビューイングでの地平線が見られる他、軽食コーナーやおみやげコーナーもあるので、ちょっと立ち寄って休憩をするのにも最適です。

ツーリングのベストシーズンは初夏から秋口にかけてですが、冬場には大変めずらしい自然現象である「四角い太陽」が見られることもあります。
これは太陽の高度が低くなる時期に、大気の層が厚くなることにより円が歪んで見えることから四角い太陽になると言われています。

四角い太陽も開陽台展望台から見ることができますので、天体に興味がある人はぜひチェックしてみてください。