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大型バイクは2年に一度の車検が必要

自動車ではすべての車種に義務付けられている車検の制度ですが、バイクの場合も排気量が251cc以上の大型バイクもしなくてはならないこととなっています。
大型バイクの車検は自動車と同じく2年に一度行わなくてはならないこととなっており、時期が来たら期限が切れる前に最寄りの検査機関などに持込み、各種項目が正常に動作しているかのチェックを受けなくてはなりません。

もし期限内に車検を受けることができない場合には、公道を走るのは違反行為となってしまうので、重大な罰則が伴われてしまいます。
大型バイクを登録して所有をしている人のもとには、期限到来前に通知の手紙などが届くことになっているので、忘れずに受けるようにしましょう。
なお、250cc以下の排気量のバイクについては、定期的に車検を受けなければいけないという決まりはありません。

車検とは、その乗り物が保安基準に適合した状態を保てているかということのチェックです。
また、自動車税や自賠責保険、重量税などといった税金の確認のためにも行われます。

バイク車検で点検がされるのは、点検項目として定められている各種のパーツごとの動作についてです。
ほとんどの車検取扱業者では30項目点検のようにチェックシートを用意して、部分ごとにきちんと摩耗や破損が起きずに動くものであるかどうかを見るようになっています。

具体的な項目をいくつか挙げていくと、まずエンジン部分で
「プラグはきちんと点火するか」「エアクリーナーに汚れや目詰りがないか」「キャブレターに目詰りなどなく、動作は正常か」「エンジンオイルの量は適当か」汚れはひどくないか」「ラジエーターの冷却水は適量であり、漏れがおきていないか」といったこととなります。

他にもマフラー、タンク、動力伝達部、足回り、ブレーキ、電気系統といったように、項目別に点検と整備が行われます。

もし検査にひっかかたら

点検をした結果、異常や激しい消耗が起きていることが認められる場合には、すみやかにその部分を修理したり部品の交換をすることとなります。
2年間も日常的な使用がされていると、たいていどこかの部分に破損などが起きているものなので、全く無傷で済むということはほとんどないようです。

中でも最も車検でひっかかりやすいのが、電気系統の光源となる部分です。
ヘッドライトの明るさは、明るすぎたり暗すぎたりしては合格をすることができません。
また光軸といって光の中心の筋がずれているような場合も修理の対象となります。
このライトについては、案外新品のバイクでもずれたまま出荷されていることが多い項目となっているので、かなりの高確率で修理や交換を受けることになります。

また、マフラー部分についてもよく車検ではひっかかります。
これは最初からの仕様品ではなく、あとから持ち主が交換していることが多いためです。
ライトやサスペンションについても同じことが言えますが、自分らしさのためのカスタマイズを自己流にしてしまうために、車検に通らなくなってしまうような場合も、かなりの割合で起こってしまっています。