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長期旅行に便利なライダーハウス

「ライダーハウス」とは、民宿やユース・ホステルよりもさらに簡便な施設で訪れる旅行者に甘露をしのぐための場所を提供する施設のことをいいます。

長距離ツーリングをするライダーの大半は、旅行の途中での宿泊対策のために簡易テントや寝袋などを用意していることもよくあるでしょうが、それでも野宿はやはり身体に相当の負担を与えるものです。

そこでしっかりと屋根のある部屋と、シャワーやトイレといった施設を提供してくれるライダーハウスは長距離ツーリングには大変にありがたい存在となってきます。

ただしライダーハウスは民宿やユース・ホステルのようにきちんと「部屋」として宿泊場所を提供するものではなく、数人が同じ部屋で雑魚寝をしたり食事は別料金の施設を利用することになっていたりというふうに本当に最低限の施設のみとなっています。

そのぶん宿泊にかかる費用は数百円程度と格安なので、うまく利用して上手に長期旅行をしていきたいですね。

あくまでも善意によって運営されています

ライダーハウスで大切なのは、その施設を利用する人のマナーや善意です。
言い方はよくないですが、ホテルやその他の宿泊施設ではある意味「お金を払っているんだから」という理屈で自分なりに自由に使う権利があります。

ところがライダーハウスの大半はその施設のオーナーさんが訪れるライダーのために善意で施設を開放しているというところですので、その場所でわがままな振る舞いをするのは大変にマナーの悪いことです。

ゴミを持ち込んで置き去りにしたり、夜中まで仲間とお酒を飲んで騒ぐ、他の人のバイクや持ち物に勝手に触る、オーナーさんに挨拶もしない、などなど。
そうした行いはライダー全体の印象を悪くするとともに、その施設の存続にも関わる問題になってきますので、利用をするときには十分に注意しマナーとルールをしっかりと守って宿泊しましょう。