まず大型バイクに乗る目的を確認しておこう!
大型バイクとはもちろんサイズや排気量が大きなバイクのことですが、もちろんひと口に言ってもいろいろな種類があります。
単に「大型バイクに乗りたい」ではなく、どんな大型バイクに乗りたいのか、乗って何をしたいのか、どう楽しみたいのかをよく踏まえた上で自分に合ったバイクを選んでいくことが大事です。
そのためにも最初に重視しておきたいのが、やはり「乗る目的」です。
ツーリングなどで長距離を走りたい、大型バイクならではのパワーを味わいたい、安定した乗り心地がほしいなど、それぞれの目的によってバイクの選択肢も異なってきます。
さらに目的によって、選択肢となる大型バイクの種類も変わってくるでしょう。
例えばオフロードを走りたいなら衝撃吸収性に優れているオフロードタイプが最善の選択肢となりますし、長距離の運転を楽しみたいなら重量感と安定感に優れたアメリカンタイプ、オンロードとオフロードの両方を楽しみたいならアドベンチャータイプといった選択となるでしょう。
目的をはっきりさせることで選択肢を絞り込みやすくなるだけでなく、バイクの種類や特徴を学ぶよい機会にもなり、それが結果的に自分にピッタリなバイク選びへと導いてくれるでしょう。
自分の体との相性もチェックしよう!
大型バイクはサイズが大きく、走行が安定しているのが大きな魅力の一つですが、サイズが大きい分ライダーの体のサイズに合っているかどうかが非常に重要なポイントです。
小柄な方が無理してサイズの大きなものを選ぶと、乗りにくい、乗っていると無理な姿勢ですぐに疲れてしまう、あるいは安全性に問題が生じてしまうといった問題を抱えかねません。
ハンドルや足つき、全体の車体と体とのバランスなどを入念にチェックしたところで選びたいところですから、実際にショップで実物と接したうえで選ぶことが大事です。
オーバースペックにも要注意!
どうせ大型バイクに乗るならハイスペックなものにしたい、と考えがちですが、スペックが過剰な状態に陥ってしまうことにもなりかねません。
パワフルすぎて怖い、スピードはでるけれどもハンドル操作が難しいなどのトラブルがあります。
あるいは、特定の目的のためにスペックを特化させているバイクだと、他の部分で不都合を感じてしまうこともあります。
例えば高速道路で強風に晒されやすいなどです。
あくまで、自分がコントロールできる範囲内のスペックにとどめるようにしましょう。
これは先述した体との相性ともかかわってくる大事な部分です。
最終的には、安全に運転できて乗っていて楽しいバイクを選ぶことです。
背伸びをしない、ブランドやデザインだけに惑わされない、本当に自分に向いたバイクを選んでいく姿勢が求められるでしょう。