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北海道を代表する道路の106号線

北海道ツーリングの名所は数多くあれども、訪れたライダーたちが高い評価を口にしているのは道道106号線こと「稚内天塩線(わっかないてしおせん)」です。
別名「日本海オロロンライン」と言うこともあります。

これは北海道の稚内市と天塩町までをつないでいる道路のことで、長さは68.1kmとなっています。

道道106号線のことを表現するときに多くの人は「北海道らしい景色」というふうに言いますが、実際にはここまで美しい景色は北海道内を探してもそうそうお目にかかれるものではありません。

どこまでも海沿いにつづいていく道路からは夕焼けの微妙な色合いがとても美しく、はるか向こう岸には利尻山の頂と島の姿が幻想的に浮かんで見えます。

稚内天塩線の「北海道らしさ」とは

道道106号線、稚内天塩線をとおる人が感じる「北海道らしさ」とは、やはり稚内という北海道最北の地へ向かうといううら寂しさと広大な自然がそう思わせるのでしょう。

北海道に本州以南の人が漠然と憧れるのはこの北の土地ならではの大自然や冷たい空気があるためです。
そんな「北海道」という場所に対して感じるあこがれをそのまま形にしてくれているのが道道106号線というふうにも言えます。

ただ最北の地といっても最果ての地ではないので、道路の途中には全く何もないというわけではなくそこそこに人気があります。

おすすめとしては本州からフェリーで愛車を連れてきて、天塩の町から延々と北上をしていくというルートです。
天塩の町は正直それほど賑やかというわけでもなくいたって静かなところです。
そこから天塩川を渡りまっすぐに行くと浜里PAというところが見えてきます。
そこでガソリンなど装備を確認したら早速北上していきましょう。

走り始めてすぐには風力発電所の大きな風車が立ち並ぶ雄大な景色があるので、そこを越えて延々と北上していけば左手に利尻島を望みつつ北海道最北の町である稚内を目指していけます。

本州からのアクセス方法

日本海オロロンラインを関東地域から目指すには、いくつかのルートがあります。
まずもっともわかりやすいのがフェリーに乗って北海道内の港を目指す方法です。
北海道行きのフェリーは小樽港、函館港、苫小牧港に到着をするよういなっていますから、このうちフェリーで一気に近いところまで行くなら日本海側の小樽港を目指すのが簡単です。

小樽行きのフェリーは新潟港から出ているので、東京近県からなら関越自動車道を北上して日本海側の新潟を目指し、そこから新日本海フェリーで一路小樽を目指しましょう。
なお新潟~小樽は新日本海フェリーで約18時間の旅となっています。

小樽からは5号線~337号線~231号線と国道をのりついで北上をしていくと留萌という町があります。
そこからは天塩も近いので、オロロンラインはすぐそばです。