とにかく純粋に走りを楽しみたいという人にもってこいの道路 八戸川内大規模林道
東北の道路は全体的に交通量が少なく、さわやかな空気の中で走れますので、ライダー向けのところが多いという特徴があります。
その中でも、より純粋に走りを楽しみたいという人にぴったりなのが、この八戸川内大規模林道です。
林道というだけあって、めったに地元の人でさえ走らないエリアで、ごくたまに作業用の自動車が走っているのを見るくらいです。
自分だけがこの道路を走っているような気持ちになれて、走行に完全に集中できますので、走り終わった後は爽快感を味わうことができます。
この八戸川内大規模林道へは、岩手県内を走る国道106号線からアクセスすることができます。
林道内にはお店も飲食する場所もありませんので、ゆっくりと走りたいというのであれば、事前に飲み物や食べ物を持参する必要があります。
山間部のひっそりとした雰囲気が集中力を上げてくれる
八戸川内大規模林道は、はっきり言って道路以外何もないという道路です。
そのため、観光などの目的でツーリングをしたいというケースには向きません。
とにかくバイクにまたがって走りに集中したいという人に向いている道路だと言えるでしょう。
しんとした林に囲まれた道路の中をひたすら走っていると、自然と集中力が高まってくるのが分かります。
かなり長めの道路ですが、集中して走ることができますので、あっという間に時間が過ぎていくことでしょう。
観光や食などの楽しみを味わうには向いていないところですが、バイカーとしての純粋な楽しみを感じるにはベストなところですので、たまにこうしたエリアを攻めてみるのも良いでしょう。
路面状況には注意しながら走る
八戸川内大規模林道は、全道しっかりと舗装されています。
しかし、途中枯れ枝や落ち葉などが道路にたくさん落ちているところもありますので、前方の様子には絶えず注意を払って気を付けながら走る必要があります。
また、八戸川内大規模林道の後に国道340号線に出ますが、かなり走らないとガソリンスタンドがないため、事前にタンクを満タンにしておいた方が良いでしょう。
もしオフロードバイクで走るのであれば、八戸川内大規模林道の中に時々枝道が走っていますので、その中に入ってダート走行を楽しむという魅力もあります。
ただ、基本的には林業のための道ですので、一般の人が立ち入りできない道も存在しているということも覚えておき、マナーを守って走るようにしましょう。
八戸川内大規模林道は観光を楽しむというための道路ではありませんが、その分バイク走行そのものの楽しみが多いところですので、都合を見計らって訪れてみたいものです。