群馬から長野へ向かう「志賀草津高原道路」
志賀草津高原道路とは、群馬県草津から長野県志賀までをつなぐ道路です。
関東近県にはたくさんのツーリングの名所はありますが、中でも国道の最高地点を抜けるこの志賀草津高原道路は他の景色では見られないような雄大な広がりを感じることができます。
志賀草津高原道路の途中にある国内最高標高地点は標高2172mもの高さになっており、そこからは山々の連なっていく様子とともに山の中をうねるように走る道路の様子を俯瞰することができます。
ツーリングやドライブの有名スポットというと、北海道での道路のようにまっすぐで景観がよく運転がしやすいところがよくピックアップされますが、この志賀草津高原道路においては逆にこのカーブの多い山道が運転をすることの楽しさを感じさせてくれます。
ただ曲がりくねっているといってもいろは坂のように高度なドライビングテクニックを必要とするような急なものはなく、適度にゆるやかで道幅もあるので初心者が自分なりに運転を楽しみたいというときに最適な場所と言えます。
途中の横手山ドライブインもおすすめ
志賀草津高原道路の走行をするときにぜひ立ち寄ってもらいたいのが「横手山ドライブイン」という標高2100mの地点にあるお店です。
こちらの駐車場からは麓の風景を一望できるようになっており、天候がよいときには雲をほぼ真横に見ることができるくらいです。
もっとも周囲にはほとんどお店などはないので、志賀草津高原道路のきれいな景観をもう少しじっくり見たいと思ったら自然に立ち寄ってしまう場所とも言えます。
横手山ドライブインの中にはレストランもあり、その窓から見える眺望の美しさもまた格別との評判があります。
なおこの横手山ドライブインに一旦駐車をし、近くの歩道から「スカイレーター」というリフトを使って進んでいくとさらに高い標高2305mの横手山山頂を目指すことができます。
山頂からは白根山頂の湯釜である「火口湖」を見ることができます。
通行止めには注意を
志賀草津高原道路を通行するときに注意をしておきたいのが冬期間の通行止め情報です。
冬になって雪が積もると、ここからの景色は「雪の回廊」とも呼ばれるまた違った美しさを見せるようになるのですが、残念ながらその寒さゆえに季節によっては長い間通行止めとなってしまうことがよくあります。
また例え夏のさなかの旅行であっても高原地帯は大変気温が低いので、油断をして半袖短パンなどで行ってしまうと凍えることになってしまうかもしれません。
ツーリングのときにはぜひしっかりと装備を固めて思いっきり運転を楽しむようにしていきたいところです。