もしもツーリング中に熊を見たら
最近は住宅地や道路が森林地帯の開発によってかなり奥の方まで進んでしまったことや、森林地帯が減少したことによる餌不足の影響で、人のいる地域にまで顔を出す熊が増えてきていることが問題になっています。
北海道や東北地域においては、そんな熊の出没に頭を悩ませているところですがそれは旅行者にとっても危険は同じです。
よくハイキングなどで山道を歩くときには熊よけに鈴を鳴らしていくのがよいなどという話を聞きますが、バイクを運転するときにはどんな対策をとっておくべきでしょうか。
熊の習性を把握した対策を
熊対策をするためにはまず熊のことをよく知っておくことが大切です。
まず熊がよく活動をするのは早朝と夕方です。
誤解されがちですが、熊は夜行動物ではないので夜中に遭遇する可能性はかなり低くなります。
熊が頻繁に出る地域では「クマ注意」の看板などが出されていることかと思いますが、キャンプなどをするときにはむやみに歩きまわるのは避けた方がよいでしょう。
また熊は逃げる動物を反射的に追いかける習性があります。
さらにものを振り回すなど交戦の構えを見せると興奮して襲い掛かってくるようになります。
人馴れした熊は熊よけの鈴やラジオの音くらいでは逃げてはくれないので、もし見かけたら何よりもゆっくりと遠ざかりできるだけ見つからないように立ち去るというのが一番の対処方法となります。