グリップヒーターとは
グリップヒーターは、バイクのハンドルグリップを暖かくするための装置です。
グリップヒーターを使えば、冬場でも手を温かく保ちながら運転できるようになります。
寒い時期のバイクの運転は、単に手が冷たいだけでなく、手がかじかんで正確な運転にも支障が出ることがあります。
グリップヒーターは、そんな冬場の悩ましい問題を解決してくれる便利なアイテムです。
グリップヒーターは、電熱線や電熱フィルムによってハンドルグリップを加熱する仕組みです。
バイクのバッテリーから電力を供給し、ヒーター内部に熱を発生させ、それがグリップに伝わる形になっています。
なお、グリップヒーターによっては温度調節機能が備わっており、好みや気温に応じて温度を上げ下げできるようになっています。
グリップヒーターの種類とその取り付け方
グリップヒーターには、取り付け方によっておもに2つの種類に分かれます。
一つはグリップごと交換するタイプ、もう一つはグリップに巻きつけるタイプです。
グリップごと交換するタイプは、既存のハンドルグリップを取り外し、新しいグリップに交換する形です。
グリップとの一体型なので見た目がスッキリしていますし、温熱効果が高いのも特徴です。
取り付け方ですが、まず既存のグリップを取り外します。
エンドキャップを外し、グリップをスライドさせるようにして外しましょう。
次に新しいグリップをハンドルバーにスライドさせ、位置を調整します。
それから、電源ケーブルをバイクのバッテリーや専用コネクタに接続し、最後にエンドキャップを取り付けて完成です。
グリップに巻きつけるタイプは、既存のグリップの上から巻きつける形で取り付けます。
取り付けが簡単で既存のグリップをそのまま使用できるため、手軽に導入できるのがメリットです。
取り付け方ですが、グリップヒーターを既存のグリップに合わせてサイズ調整します。
次にグリップに巻きつけ、固定用のテープやバンドでしっかりと固定します。
最後に、電源ケーブルをバイクのバッテリーや専用コネクタに接続して完了です。
どちらのタイプも、電源ケーブルの取り回しや接続には注意が必要です。
特に、ケーブルが他の部品と干渉しないよう、また振動でケーブルが断線しないようしっかり固定しましょう。
グリップヒーターの選び方
まず、自分の手の大きさとバイクのハンドルサイズに合っているグリップヒーターを選ぶことが前提です。
次に、バッテリーへの負荷を確認しましょう。
バイクのバッテリー容量を確認し、選ぶヒーターがその容量に適しているかをチェックします。
寒冷地や長距離走行での使用を考えている場合、温度調節できるモデルが便利です。
また、走行中でもグリップから手を離さずにスイッチ操作ができるものを選ぶとよいでしょう。